【演劇】波田「中高生が主体となって『月夜のファウスト』やお客様を迎え入れる準備をしてくれました」

 トランクシアター・プロジェクト2019の波田公演で、波田公民館へ向かうと、いつもとどこか違う雰囲気が。チケットの受付やもぎり、客席への案内などなど多くの仕事は、 梓川高校演劇部、豊科高校演劇部有志、信濃むつみ高校有志、鉢盛中学校演劇部の皆さんが行っていたのです。

今回の波田トランクシアター実行委員会は、行政と地区住民との情報交換・橋渡し、地域の資源を活かした地域振興の企画立案や運営をなどの活動を通して松本市波田地区のまちづくりを考える「波田コミュニティデザインクラブ」が中心になっていました。「若者たちに妥協を許さないプロの仕事を肌身で感じてもらいたい」ということで、中学生、高校生の皆さんにお声がけしてくださったのだそう。串田芸術監督や出演者の表情を味わいある絵で描いたウエルカムボードなど手作り感が素敵でした。梓川高校演劇部の生徒さんによる動画もユニークです(https://youtu.be/QuizEmNspmw)。それもこれも7月21日を第一回に始まった会議で、若者たちがさまざまなアイデアを出してくれた成果のようです。また、地域の企業による協賛により、高校生以下の入場料が無料となったのも波田の取り組みでした。

開演前の挨拶も、もちろん高校生がされていました。今時の若者らしく、メモはスマホの中(笑)。男の子が二人、交互に読み上げました。台風19号で被災された皆さんへのお見舞いは、こうやって普通にお芝居を見られる喜びが客席の大人の皆さんにも広がったのではないでしょうか。そして協賛してくださった地域の企業名を読み上げて、お礼も忘れてはいません。

皆さんの頑張りもあって、100名近い客席はいっぱいになりました。若い皆さんは、『月夜のファウスト』の準備にかかわって、また生の舞台をご覧になって、演劇だけではく、人生についても(大げさかな?)いろんな思いを抱いてくれているとしたら、うれしいです。