【音楽】コバケンが出前授業にやってきた!〜飯山市文化交流館なちゅら


2019/06/06 (木) 更新

【音楽】コバケンが出前授業にやってきた!〜飯山市文化交流館なちゅら

6月5日(水)に続いて、6月6日(木)は、飯山市文化交流館なちゅらでの出前授業でした。なちゅらへは近隣の泉台小学校と常盤小学校の5、6先生がやってきました。いつもの教室とは違う雰囲気の、大きなガラスから光がたくさん差し込む「多目的ルーム」に少し緊張していたかな?最初は少しおとなしかった子どもたち。ここなちゅらは、2017年、2018年と長野県芸術監督団授業として、小林芸術監督が、「その仲間オーケストラ」とコンサートを開催した場所です。

出前授業の構成は、須坂の時と一緒で、阿部真也さんによる楽器紹介、ヴァイオリンを始めたきっかけ、サン=サーンスの『白鳥』演奏、小林監督が作曲・指揮を始めたきっかけ、ヴィットーリオ・モンティの『チャールダーシュ』の演奏という流れでした。

「みんな、大きくて、元気な声を出して。僕の方が大きな声だよ」(小林監督)

阿部さんのヴァイオリンとヴィオラは、このバッグに一緒に入っている。よく見ると阿部さんが尊敬する師匠の皆さんの写真が入っている。

楽器紹介をする阿部さんの後ろ姿。なちゅらの多目的ホールは木造りで、明るくテンションが上がります!

『白鳥』を奏でる阿部さん。『白鳥』はライオンや象などおなじみの動物が描写された13曲からなる組曲『動物の謝肉祭』の最後に登場する曲で、もっとも高い人気を誇っています。

参加している児童と同じ歳のころ、空襲の中、逃げ回った恐怖を語る小林監督のお話からは迫力が感じられました。

「かんなのお花」という詩に曲をつけたのが、小林少年の最初の作品だったそう。ほかにベートーヴェンの「運命」、「月の砂漠」(今の子どもはこの曲を学校では習わないのですね、驚きました)と、演奏したり、歌ったりの小林監督。なんとも贅沢です。

『チャールダーシュ』を小林監督のピアノと、阿部さんのヴァイオリンで。この日は劇場のスペースだけあって会場も広く、音の響きもよく、阿部さんは子どもの中に入って会話するようにはつらつと演奏されていました。

小林監督、阿部さん、3日間お疲れ様でした! 「みんなもコンサートを聴きに来てね」(小林監督)

別れを惜しむように、子供たちと触れ合う小林監督と阿部さん。