8月24日(金)は、須坂・塩屋醸造の土蔵を会場に19時の開演。
味噌の香りが漂う会場は、キャストの熱演に応えるように、観客側の熱もプラスされた“暑い”公演となりました。
約55人のお客様とともに、土蔵という建物が持つ雰囲気が十分に引き出された舞台になりました。演劇は、役者だけでなく観客や会場全体で創り出すものということがよくわかりました。
開演前には、地元の郷土食研究の方々が創作した”おもてなし弁当”が来場者に配られ、ランプがともる会場の夕暮れにくつろいだ時間を醸し出しました。
終演後、別の蔵に移動して行われたアフタートークにもたくさんの方に参加いただき、熱量のある感想の交換がなされました。
なお、須坂プロジェクトでは、公演に先立つ8月8日(水)、実行委員会のメンバーを中心に、須坂在住のろうけつ染め作家「木村不二雄氏の作品になろう」という演劇ワークショップを行ない、「演劇に近づく」という取り組みを行いながら本番を迎えることとなりました。
文:田村守康(コーディネーター)
長野県芸術監督団事業トランクシアター・プロジェクト2018
トランクシアター地域プロジェクトは、長野県芸術監督団事業と地域の実行委員会の皆さんとで協働で作り上げるプロジェクトです。『或いは、テネシーワルツ』についての情報は以下のページをご参照ください
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