長野市芸術館(NCAC)では、地域における創造型劇場・ホールとしての活動の一つとして、国内トップクラスのテクニカルディレクターを招いて、劇場を使った実践的な舞台技術演出を体験する「創作のための舞台技術活用講座」を毎年開催しています。長野県芸術監督団事業では、『巡回シアターキャンプ』の一環として、本事業に共催しました。
NCAC創作のための舞台技術活用講座「舞台で雨を降らす」には
日程:2017年3月1日(水)~3日(金)
会場:長野市芸術館アクトスペース
内容:
日常にあるさまざまな自然現象を照明・音響・小道具等の効果を用いてイメージ的に表現したり、あるいは現実のものとして舞台上へ再現するためにさまざまな道具の造作や養生、手続きをしたり、通常の業務では体験できない舞台演出を実践的に学ぶ機会です。第一回となる今回のテーマは『雨』です。
3月1日(水) 13:00〜17:00
◎講義 『技術監督の仕事』/國井秀夫
◎検討 『雨』の表現方法&プランづくり
3月2日(木) 10:00〜17:00
◎実践 本水による『雨』/計画・準備編
3月3日(金) 10:00〜17:00
◎実践 本水による『雨』/仕込・上演編
対象:
劇場・ホールの管理運営業務・企画制作に携わる方、地域での文化芸術活動に携わっている方で専門的な舞台技術の知識を必要とする方
講師:
國井秀夫 技術監督(金井大道具株式会社/愛知県芸術劇場)
劇団四季の舞台スタッフとしてキャリアをスタート。フリーとなり、舞台スタッフ会社「クロスオーバー」の立ち上げに参画する。蛯川幸雄氏の演出作品(銀座セゾン劇場、彩の国さいたま芸術劇場、東急文化村シアターコクーン、ホリプロ等のプロデュース作品)の技術監督を数多く務め、2014年より愛知県芸術劇場の技術監督に就任。技術的知見だけでなく、舞台芸術作品を創造・発信する上での豊富な専門知識と経験を持つ人物である。
主催:一般財団法人長野市文化芸術振興財団
共催:長野県・一般財団法人長野県文化振興事業団(長野県芸術監督団事業『巡回シアターキャンプ』)
助成:一般財団法人地域創造
協力:演劇集団ココロワ